皆さんは,「雲上時計」という言葉を聞いたことがあるでしょうか.「雲上」という文字から,「雲の上の存在」という意味で受け取っていただけるとイメージしやすいかと思います.
今回の紹介では,「雲上時計」と呼ばれる世界で最も高級とされる腕時計について紹介したいと思います.私などが語ってもいいものかとは思ってしまうのですが,より多くの方にこれらの腕時計が存在しているということを知っていただきたく,今回の記事を作成しました.
目次
高級腕時計とは?!
一般的なイメージだと…
一般的な方が思う「高級時計」といえば,世界で一番の知名度を誇る「ROLEX」や,それに次ぐ知名度,そして人気のある「OMEGA」といったようなメーカーをイメージすることかと思います.(私自身もこの2つのメーカー以外の高級メーカーはつい最近まで知りませんでした(笑))
そして,「世界3大高級時計メーカー」といえば何を思い浮かべるでしょうか? これもやはり,「ROLEX」「OMEGA」とあとは「TAG Heuer」または「Brietling」といったあたりでしょう.
しかし,世界的にはこれらのメーカーは確かに高級腕時計メーカーではあるのですが,あくまで「実用的な高級腕時計」との評価(もちろん,高級ラインは存在しますが)をされることが多いそうです.
それでは,「世界3大高級時計メーカー」とは一体どのメーカーとされているのでしょうか.
世界3大高級時計メーカー
まずはそれらの名前から.
1.Patek Philippe(パテック・フィリップ)
2.Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)
3.Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)
の3メーカーとされることが多いそうです.1つでも聞いたことがあるという方のほうが圧倒的に少数派でしょう.(もちろん私も腕時計の興味を持つまでは知りませんでした)
本題:「雲上時計」って何?
雲上時計
読み方は「うんじょうどけい」というそうで,漢字の意味のまま,「雲の上の存在で,手が届かないような時計」といった意味を持っています.
もちろんロレックスやオメガなどにも手の届かないような価格(300万円以上のものなど)もありますが,この「雲上時計」はメーカーによってつけられるものらしいのです.
そのメーカーというのが,先ほど「世界3大高級腕時計メーカー」に2つのメーカーを加えたものになっています.これらのメーカーは,確固たる歴史を持っていて,コンセプトとして「ヨーロッパの貴族用」といったようなものもあったそうです(現在では通常使いが可能なモデル,そして手の届く価格帯のものもあります).
5つのメーカー
1.Patek Philippe(パテック・フィリップ)
2.Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)
3.Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)
4.A. Lange & Sohne(A.ランゲ&ゾーネ)
5.Breguet(ブレゲ)
主にこれらのメーカーの腕時計を「雲上時計」としているそうです.
雲上時計メーカー
それでは,これらの雲上時計メーカーの紹介をしたいと思います(随時追加予定です)
Patek Philippe(パテック・フィリップ)
スイスのジュネーヴに拠点を構えている時計メーカーで,1839年からの操業(180年近く)となっています.
世界ナンバーワン高級腕時計メーカーとして評価され,著名人を始めとして皇族にも愛用されているものとなっています.
メインのラインナップは「カラトラバ」や「ノーチラス」,「アクアノート」などです.
カラトラバ
シンプルなドレスウォッチで,特に6時方向のスモールセコンドが特徴的なモデルです.素材はK18 ピンクゴールド(ほかにもモデルがありますが,すべてK18ゴールド製です)を使用した控えめながらも高級な腕時計であることが一目で分かります.
価格:200万円~
ノーチラス
ステンレス素材に変更され,より一層普段使いに最適となったモデルが「ノーチラス」です.
日付表示やカレンダー機能を有していて,より実用的な腕時計として人気を博しています.
価格:400万円~
Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)
Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)もスイスに本社を構えている高級時計メーカーです.
先ほどのパテックフィリップと比べると知名度などは低い傾向ですが,こちらのメーカーも古い歴史を持っていて,1875年の創業となっています(130年近く).
また,オーデマピゲはスポーツとのパートナーシップも結んでおり,F1レーサーのシューマッハを始めとするモータースポーツ選手がアンバサダーを務めています.
主要なラインナップは「ロイヤルオーク」というものになっています.
ロイヤルオーク(3針)
ロイヤルオークの3針モデル(ブラック)です.シンプルな文字盤で,ベゼル部分の「ねじ」が特徴となっています.
日付表示も控えめについていますので,実用性も十分な腕時計ということができるでしょう.
また,時計の裏側は「シースルー」となっているため美しいムーブメントを堪能することができます.
価格:170万円~
こちらはピンクゴールド製のラグジュアリーなモデルとなっています.
より一層高級感漂わせる一品になっていますよね.
価格:260万円~
ロイヤルオーク(クロノグラフ)
こちらはロイヤルオークの「クロノグラフ」モデルです.
文字盤の種類であったり素材は様々あります.
個人的にはシンプルできれいな白モデルが好みです(笑)
価格:220万円~
Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)
世界三大高級時計メーカーのうちの一つで,最も古い歴史を持っている時計メーカーです.
やはりスイスに本社を構えていて,操業開始はなんと1755年!!(260年以上経過していることに…).この歴史によって,パテックフィリップに負けないくらいの人気があります.
メインラインナップは「オーヴァーシーズ」と「パトリモニー」となっています.
オーヴァーシーズ(2015NEW)
ヴァシュロンコンスタンタンの主力モデルである「オーヴァーシーズ」.このモデルは2015年にマイナーチェンジをして登場しました.
今までのラインナップも秀逸でしたが,今回の新ラインナップは「シースルーケースバック」を採用したこと,そして3種類(金属・革・ラバー)のストラップを自分でワンステップで着脱可能なシステムを搭載し,より心地よく着用することができるようになりました.
定価はステンレスモデルにおいて,2,376,000円(3針),3,429,000円(クロノグラフ)となっています.
並行品の価格は180万円(3針モデル),260万円(クロノグラフモデル)となっています.
3針モデル.文字盤はシルバーと白色の間くらいといったところでしょうか.
本当に美しい腕時計だと思います.まさに芸術品です.
また,文字盤色は他にもブラックとブルーがあり,どちらも上品な雰囲気を感じました.
裏面のシースルーケースバックもそこらの腕時計とは全く別格な美しさを放っています.
価格は180万円~となっています.
まとめ
今回は「雲上時計」と呼ばれるメーカーについて紹介をしましたがいかがでしたでしょうか?
ほとんどの方はご存じないメーカーばかりだったと思います.しかし,だからこそ「さりげなく」高級感を演出できるのです.私もいつかはこんな時計をしてみたいものです.
これで今回の紹介を終わりにしたいと思います.
ご覧いただきありがとうございました.
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